1994年に起きた『ナンシー・ケリガン襲撃事件』を描いた映画『アイ・トーニャ 史上最大のスキャンダル』。
批評家から絶賛されRotten Tomatoesでは批評家支持率90%という数字を叩き出している。また当初2017年12月に全米4館限定での公開であったが公開初週末には26万4155ドルという好スタートを切り週末興行収入ランキング初登場20位という結果を収めた。その後公開規模が799館まで拡大され週末興行収入ランキング13位まで上り詰める話題作となった。
そして今回2018年5月4日より全米話題作『アイ・トーニャ 史上最大のスキャンダル』の日本公開が開始する。
<映画の概要>
今回のアイ・トーニャでは1994年に起きた『ナンシー・ケリガン襲撃事件』が”なぜ”起きたのか、という面に焦点を当てられている。
ナンシー・ケリガン襲撃事件
1994年1月、リレハンメル五輪の全米選手権の会場から練習を終えたナンシー・ケリガンが何者かに殴打される事件が発生した。
ナンシー・ケリガンはトーニャ・ハーディングの有力なライバルであったがこの襲撃の際に膝を負傷して全米選手権を欠場し、結果トーニャ・ハーディングがこの大会で優勝を果たした。
事件発生から2週間後、ハーディングと結婚し1991年に離婚した元夫であるジェフ・ギルーリーらが逮捕された。
ハーディングにも疑惑の目が向けられ始め2月1日、元夫がハーディングに不利な証拠と共に司法取引を受け入れた。
全米スケート協会とアメリカオリンピック委員会はハーディングをオリンピックチームから追放しようとしたが、彼女は法的措置をほのめかしてそのまま留まった。
世間では『悪役』ハーディングと、『悲劇のヒロイン』ケリガンという構図が出来上がっていた当時だが、なぜハーディングがそのような行為にいたったのか、そのハーディングの過去がこの映画で明らかになる。
ハーディング役を演じるのは映画『スーサイド・スクワッド』でハーレイ・クインを演じたことで記憶に新しいマーギット・ロビー。彼女の演技も批評家からは評価されている。
監督は『ラースと、その彼女』のグレイグ・ギレスピー。
第75回ゴールデン・グローブ賞作品賞(コメディー/ミュージカル)にノミネートされた話題作『アイ・トーニャ 史上最大のスキャンダル』は2018年5月4日公開。
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